手に優しい人間工学デザインのエルゴノミクスマウスを使ってみました
はじめに
PCユーザにとってマウスは体の一部と言っても過言ではありませんが、自分の手にフィットしたマウスに巡り合うのはなかなか難しいです。
値段は置いといて、高級イヤフォンでは耳型をとって、自分だけにカスタマイズされたオリジナルのイヤフォンを製作するサービスがありますが、マウスではこのようなサービスはありません。
3Dプリンタを使えば自分の手にフィットしたカバーを作れそうな気がしますが、気持ち悪いオブジェになってしまうかも知れません。
変な妄想はここまでとし、管理人は数千円のマウスから数万円する3D-CAD用のSpaceMouseまで約10台くらいのマウスを使用して来たのですが、唯一人間工学デザインのエルゴノミクスマウスは持ってませんでした。
今回はじめてエルゴノミクスマウスを購入したので、そのインプレッションを備忘録として書いておきます。
なぜエルゴノミクスマウスを購入したのか
3Dのモデリング作業はマウスを長時間使用するので、マウスの消耗以上に手首が酷使されます。
マウスを普通に使用していても、指が酷使されますが、どれくらい酷使されているか気になる方は、下記ブログの余談の余談をご覧ください。
管理人は現在製品開発の第一線から退いているので、過酷なモデリング作業は行ってませんが、PCはディスプレイを2枚使用している為、左右の画面間でカーソルを動かす距離が長く、たまに手首が疲れる時があります。
家電量販店では「安くて使い易いマウスがないかなー」と毎回マウスコーナーに立ち寄るのですが、何と数点エルゴノミクスマウスがデモコーナーに置いてありました。
いじってみたところ好印象だったので欲しくなったのですが、きっと高いだろうと値段をみたら定価の半額のバーゲンセールだったので、即お買い上げとなりました。
どのモデルを購入したのか
今回買ったのはELSONICのECT-MBTBLE6というモデルでした。
「でした」と書いたのは、実はELECOM製と思って買ってきたのですが、勘違いだったからです。😅
ELSONICは聞いたことがないメーカだったので調べたところノジマのプライベートブランドでした。

ELSONIC(プライベートブランド エルソニック)
コンセプト メディア掲載 ELSONIC・製品PICK UP! 商品動画 プロダクト 店舗案内 ELSONIC(エルソニック)は、ノジマのプライベートブランドです。 ELSONICは2011年3月の東
販売価格は3278円から10%OFFの2950円でしたが、ポイントを少し使ったので、2368円で買うことができました。

ノジマオンライン:ELSONIC ECTMBTRLE6
ネット通販の5478円に対して実店舗で半額以下で手に入れることができたのですが、実は姿形が全く同じ中華製がAmazonで約1900円と安く売られています。
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しかし、この後仕様を解説しますが、ELSONIC製は仕様が変わっていて、国内向けとして中身がバージョンアップされてます。
エルゴノミクスマウスの外観と仕様
外観
右側
左右クリックボタン、スクロールホイール、DIP切換ボタンが並んでます。
左側
進む、戻るボタンがじゃまにならない場所に配置されてます。
上部
変な形状ですが、漫画のカエルの横顔に似ていてカワイイです。
底部
Bluetoothのペアリングボタン、ブルーLEDの光学レンズ、電源スイッチ、電池カバーがあります。
仕様
マニュアルから比較項目をピックアップしました。
対応OS
WindowsXP以降、Mac OS X10以降となってます。
管理人はWindows11で使ってますが、問題なく動きます。また、Android TVでも使用できました。
DIP
ブルーLEDの光学センサーの分解能は800dpi/1200dpi/1600dpiの3ステップを選択できます。
ボタンを押すと800dpiは1回点滅、1200dpiは2回点滅、1600dpiは3回点滅するので、dpiの設定状態が非常に分かりやすいです。
一方中華製にはこのランプ点灯機能はありません。
ところで、1600dpiとはマウスを1インチ(25.4mm)動かすと1600ドット移動するというものです。
従って、4K(3860×2140)ディスプレイの端から端までポインターを動かす距離は1600dpiだと約61㎜となります。
なお、PCのOS側のマウス設定で疑似的にdpiを変更しポインターの移動を加速できるので、61㎜もの移動距離は必要ありません。
サイズ
本体のサイズは68㎜×138㎜×75㎜(横×縦×高さ)です。少し大きめなので、成人男性向きかも知れません。
重量はマニュアルには95gと書いてありましたが、実測すると電池なしの状態で104.1gで、単三電池を入れると126.2gでした。
電池なし(104.1g)
電池あり(126.2g)
約9g重量がアップしているので、何か部品が追加になったのでしょうか。
マニュアルには誤字訂正のお知らせの紙が1枚入ってましたが、本体重量の違いには気づかなかったようです。OEM製品なので相手まかせでチェックがあまいのかも知れません。
無線方式
2.5GHz、Bluetooth 5.1で通信距離はclass2の10mです。
但し、マウスを操作する机がスチール製だと感度が下がり通信距離は2mに下がる恐れがあります。
なお、中華製はUSB無線方式でBluetooth無線のものはありません。
消費電流
マウス使用時は20mA、マウス操作停止8分後に自動でスリープモードに変わり1.12mAに下がり、更に8分後に0.11mAに下がります。
一方、中華製は無操作で10分後にスリープモードに変わります。
使用可能時間
連続使用時間は約96時間、連続待機時間は約720日間です。電池残量が少なくなるとDPI切換のランプが常時点灯します。
なお、中華製にはこの点灯機能はありません。
良かった点と残念だった点
紙面の都合上それぞれ2つ説明します。
良かった点
①Bluetooth接続で良かった
USB無線方式だとUSBポートが塞がっていると使えません。また、USBレシーバーを失くすと、無線マウスはゴミになってしまいます。
その点ブルートゥース接続はレシーバーが要らないので、簡単に接続でき便利だと思いました。
また4KテレビでYouTubeを良く視聴するのですが、今回購入したエルゴノミクスマウスを4KテレビにBluetoothでペアリングさせ、各種メニューをマウスで操作できるようになりました。
検索の時、テレビのリモコンで文字を入力するのは大変面倒ですが、マウスが使えるようになって快適になりました。
但し、desny+はテレビのアプリでは反応が極端に悪く、Fire TV Stick 4K MaxにBluetooth接続させても全く操作できませんでした。😭
原因が良く分からないのですが、Fire TV Stick 4K MaxはBluetooth5.0なので、ダメなのでしょうか?
①ラバーコーティングがなく良かった。
えっ!と思われるかも知れませんが、マウスの側面の滑り止めのラバーコーティングは、使ってなくても経年劣化で表面がベタベタし汚くなります。
定期的な清掃が必要になるのですが、今回購入したマウスはこのような経年劣化を心配する必要がなく良かったです。
残念だった点
特に性能上の欠点はありませんが、あえて残念な点をあげます。
①ホイールの回転
ホイールの回転が普通のマウスと同レベルで、少し重く静音とは言い難いと感じました。
ヌルヌル動く必要はないのですが、もう少し軽いとベストだと思います。気になるようだっから分解して改造したいと思います。
②左利き用がない
このマウスは右利き用で左利き用がありません。
人口の10%~11%は左利きと言われてますが、ELSONICでは販売されてません。
ロジクールも左利き用はなく、Perixx(ペリックス) というメーカーが左利き用のエルゴノミクスマウスを販売しているようです。
まとめ
エルゴノミクスマウスはその姿が独特なのでカッコ悪いと思い敬遠されるかも知れませんが、一度目を閉じて触ってみて下さい。
実に自然な状態でマウスをつかむことができ、ビックリするかも知れません。
腱鞘炎に悩んでいる方は、一度使ってみることをおススメします。
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— heavy-peat (@AfterWork_Lab) September 18, 2022
人間工学デザインのエルゴノミクスマウスを衝動買いしたので、インプレッションをレビューします。
手に優しいマウスに興味がある方は参考に見て下さい。#エルゴノミクスマウス #無線マウス #腱鞘炎
それでは今回の記事はこれでおしまい。