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インターネットの速度が遅い本当の原因知ってますか?それ通信格差かも

2021/01/23

Internet


はじめに

最近PCの液晶モニターを入れ替えたのですが、インターネットの接続が不安定になり、正常に閲覧が出来ない状態が発生するようになりました。

 

「えっ!なぜ液晶モニターを変えたらインターネットの接続に影響が出るの?」と不思議に思った方がいるかも知れませんが、本当のことです。

 

嘘だと思ったら、このYouTube動画を再生して見て下さい。

 

止まらずカクカクせずクリアーに再生できましたか?

 

この4K動画を見ていたのには理由があります。

 

皆さんは政府肝いりのGo To トラベルキャンペーンは利用しましたか?


管理人は、コロナ渦の中怖くて遊びには行くのは止めてました。

 

そこで自宅でバーチャルトラベルを楽しもうと思い、いろんなテーマパークのジェットコースターの2160p,60fpsの4K動画を見たていたのです。

 

4Kだと、めっちゃ綺麗で、ド迫力でビックリしました。

 

もしモニターが70インチ有機ELで、5.1chスピーカーシステムで視聴できたら、テーマパークに行かなくても疑似体験ができると確信しました。

 

しかし、肝心の動画がキレイでスムースに再生できないと4Kモニターを買った甲斐がないですよね。


 

高画質コンテンツがもたらす破壊的イノベーション

 

この4K動画の受信速度を調べると、最大80Mbps超えでした。

 

物凄いトラフィック量ですね。

 

「私はフレッツ光だから大丈夫!」と思っている方は少し心配した方が良いと思います。

 

今4Kモニターを買っても宝の持ち腐れになる可能性があるのです。

 

顕在化する通信格差

 

ご自宅の光回線がVDSL方式かLAN配線方式だったら、2160p,60fpsの4K動画をキレイにスムースに再生するのはかなり難しいからです。

 

なぜなら、VDSL方式・LAN配線方式の最大通信速度は100Mbpsだからです。

 

しかも100Mbpsは理論値で実行速度は通常10Mbps~50Mbps程度です。

 

該当する住居にお住まい方は「えっ!マジ」と思って、Wi-Fiルータのレンタルを検討するかも知れません。

 

SoftBank AirやWiMAXのWi-Fiルータの通信速度は下り最大350~440Mbpsとうたっているので、これだ!と期待すると思いますが、それは甘い夢です。

 

みんなのネット回線速度によると、Wi-Fiルータの平均速度は下り25Mbps程度となっており、早朝利用者が少ない時間帯でも43Mbps程度です。

 

そこで現在期待されているのは次世代規格となる5G(第5世代移動通信方式)の普及です。

 

2020年3月25日から5Gのサービスがスタートし、2020年7月より5G対応モバイルルーターの提供も開始されました。

 

しかし、5Gサービスは一部の地域でしか利用できない以外に、通信速度制限という大きな落とし穴があるので注意が必要です。

 

各社はデータ容量無制限と宣伝してますが、ドコモは利用データ量が100GBを超えると3Mbpsauは利用データ量が80GBを超えると128kbpsに通信速度が制限されるのです。

 

現状の5Gサービスは、とても快適に使えるとはいいがたいのです。

 

そうなると60fpsの4K動画を快適に再生するなら光配線方式となるのですが、住宅のインフラが対応してなければ諦めざるを得ません。

 

今後、4Kが快適に見れる人と見れない人の二極化が広がり、通信格差が加速することが予想されるのです。

 

「そんなの大げさだ。我が家は4K放送を楽しむから心配無用。」という方がいると思いますが、本当に心配することは無いのでしょうか。

 

テレビ放送の縮退

 

十数年後、テレビ放送はラジオ放送と同じ状況に陥っている恐れがあります。

 

なぜなら、テレビの広告費は年々減っているからです。

 

電通の2019年日本の広告費の調査レポートによると、国内の2019年のテレビの広告費は1兆8612億円ですが、地上波が1兆7345億円、4Kが見れる衛星放送が1267億円となってます。 

 

 

一方、インターネットの広告費は2兆1048億円で、既にテレビは追い抜かれているのです。

 

オリンピックは延期になりましたが、これに備え4K-TVを買った方がいらっしゃると思います。

 

しかし、地上波の2K放送は4K放送にはすぐ変わりません。

 

なぜなら4K-TVを持ってない人が放送を見れなくなるからで、総務省の4K放送のロードマップにも2025年迄は地デジ2K放送は継続と明記されてます。 

 

一方、BS放送に参入している事業者は現在11社ですが、1社当たりの広告費は均115億円となります。

 

電通や博報堂はテレビ放送の広告が減っても、インターネット広告の増加で利益を上げることができるのかも知れませんが、放送事業者側は広告収入が毎年目減りする状況なので、4K放送への積極的投資は望めない状況です。

 

左旋問題

ところで、WOWWOW・スカパーの4KやNHK BS-8Kは左旋だと知ってましたか?

 

本社から子会社に飛ばされる左遷ではなく左旋です。(笑)


最近だと、東北新社メディアサービスが運営していた「ザ・シネマ4K」が外資規制法違反で事業自体が吹っ飛びましたね。

出典元:新4K8K衛星放送に参入する事業者


左旋どころの話ではないですね。😱


この問題で、BS左旋事業は総務省の接待で成り立っていたことが分かりました。

www.itmedia.co.jp


話を元にもどしますが、4K8Kは電波が左回りの左旋円偏波を用いて3224MHzの周波数帯域まで使用するため、現在のBS・110°CSアンテナでは、4K8K放送をすべては受信できないのです。

 

4Kチューナ付きのTVだからすぐ見れる訳ではなく、3224MHz対応のアンテナ・ミキサー・分波器・分配機・壁面端子・ケーブルに買い替えなければならない場合があるのです。

 

なぜなら、2018年4月1日から施行された法令により、衛星テレビ放送を良好に受信できかつ、その他の無線通信に影響を与えない、という技術基準が守られていない設備は違法であり、運用することができなくなったからです。

 

詳しくは衛星放送用テレビ受信設備の施工ガイドラインを読んで頂きたいのですが、電波漏洩対策の機器が必要なのです。

 

無線LANは左旋帯域と同じ帯域の2.4GHzを利用しているものがあり、無線LANと衛星放送の左旋の信号が干渉すると、通信エラー、通信速度の低下、回線がつながりにくくなる恐れがあります。

 

逆に、2.4GHzの電波を利用している電子レンジからは、同軸ケーブルの接続部分が露出している部分から電波が漏れ込んで、4K8K放送が映らない可能性もあります。

 

その為、国は電波漏洩対策の助成金制度をスタートさせており、助成金交付対象機器リストの掲載機器で、技術基準不適合 あり助成金交付対象機器の改修工事にかかる「機器代+ 工事代」の2分の1に相当する金額が助成されます。

 

ただし、工事実施前に申請しないと助成金は受け取ることは出来きなく、助成金申請はA-PABに登録した電気店や工事店が施工することが必要で、登録業者以外が施工されても助成金は交付されないので、注意が必要です。

 

4K8Kを見るための「機器代+ 工事代」が15万円だとすると、7.5万円は自腹なのです。

 

4K8K放送は何かとお金がかかる事業なのです。 

 

4K放送を見たくて4K-TVを購入した後「えっ!ダメじゃん!」と落胆し、NetflixやAmazon Prime Video等の4Kコンテンツを視聴する方が増えていくのではないでしょうか。

 

 

そして、通信格差が更に加速されて行くかも知れません。

 

記録装置の買い替え

 

4Kで注意しなければならないのは、これだけではありません。

 

前段で紹介したYouTubeの4K動画(2160p,60fps)を90分再生したら最大72GBの通信量となります。

 

Blu-ray Discは2層で記録容量は最大50GB・再生速度は最大54Mbpsなので、1枚にすべて記録できず、60fpsの再生も出来ません。

 

2160p,60fpsの4K動画をHDD以外に保存し、ネイティブに再生したい場合は、Ultra HD Blu-rayレコーダに買い替える必要があります。

 

一方、4K動画再生以外でも注意すべき点が2つあります。

 

1つはオンラインゲームです。

 

快適なオンラインゲーム

 

オンラインゲームはサーバーとの応答速度が命で、ping値が低いことが重要です。

 

光配線方式ならping値は30msを超えることは少ないので、快適にオンラインゲームを楽しむことができますが、そうでない場合は応答が遅くイライラするかも知れません。

 

光配線方式でないお住まいの方がオンラインゲーム用に240Hzの高リフレッシュレートのゲーミングモニターを購入した場合は、宝の持ち腐れになるかも知れません。

 

もう1つの問題は動画の倍速視聴です。

 

倍速視聴問題

 

現在の若者は時間を効率的に使うため、動画の倍速視聴が当たり前になっています。

 

Chromeの拡張機能「Video Speed Controller」を使うと、YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoが好きな速度で視聴でき大変便利です。

 

管理人も、映画やドラマでつまらないシーンになったら、1.5倍速にして時間短縮する場合があります。

 

なお「倍速で見たら通信量も半分になる」と勘違いしている方もいますが、通信量は同じです。

 

一方、通信速度は倍になるので光配線方式でないお住まいの方は、倍速視聴が上手く動かない恐れがあります。

 

でも光配線方式は絶対大丈夫なのでしょうか。

 

光配線が遅くなっている原因

 

光配線方式でも、最近ネットの回線速度が遅いと感じている方は多いと思います。

 

回線速度低下の原因は、利用ユーザーの急増と古い通信方式(PPPoE方式)によるものです。

 

例えば4人家族で子供が学生の場合、新型コロナウイルス感染防止で、子供2人がオンライン学習、お父さんもオンライン業務で、ネット接続している場合が想定されます。

 

リビングではお母さんがスマートスピーカの音楽を聞き、YouTubeの料理動画をスマホで見ながら昼ご飯を作ってます。

 

夜子供達はスマホでYouTuberの動画を見たり、Swithでどう森のゲームをやっています。お母さんはNetflixで愛の不時着を見ているかも知れません。お父さんはオンライン飲み会で盛り上がってます。

 

このように家族全員がインターネットを使って生活している環境に変化しており、ご家庭でのトラフィックが急増しているのです。

 

ひと昔前は、下り10Mbps~30Mbpsの通信速度が担保されていれば快適と言われてましたが、すでに状況は大きく変わってます。

 

YouTubeの推奨される持続的速度

 

Netfilxの推奨速度

 

上記のように4Kのストリーミング再生は20~25Mbpsが必要で、画質に応じて通信速度は数倍大きくなります。

 

仮に家族4人が4K動画を視聴する場合、最低200Mbpsの通信速度が担保されてないと、快適に視聴できないのです。

 

光配線方式の最大速度は1Gbpsだから問題ない、と思っていたら安心できないかも知れません。なぜなら、各家庭での実行速度はもっと低いのです。

 

なぜ、実行速度が低くなるのでしょうか。

 

網終端装置の増設基準とPPPoE方式による接続

 

ここでは分かりやすくマンションのような集合住宅を例に説明してみます。

 

網終端装置の問題

 例えば神奈川県M市のある地区に光配線が入っている400~1000世帯のタワーマンションが10棟立っていて、約1万世帯が生活しているとします。

 

フレッツ光が約6000世帯、ソフトバンク光が約3000世帯、残り約1000世帯はauひかりとプロバイダー契約しているとします。

 

NTT以外のプロバイダーは網終端装置(NTE)を利用するためNTTと契約し、ISP(プロバイダー)毎に網終端装置に集約されます。

 

一方、NTT東日本の網終端装置(NTE)は、C型・C-50型・C-20型の3種類が使用されており、それぞれ増設基準のセッション数は8000、5000、2000となってます。

 

本例を適用させると、フレッツ光ユーザーはC型の装置、ソフトバンク光はC-50型の装置、AuひかりはC-20型の網終端装置に集約されると思われます。

 

各網終端装置の帯域は1Gbpsなので、1セッション当たり、フレッツ光ユーザーは167kbps、ソフトバンク光ユーザーは333kbps、auひかりユーザーは1Mbpsが割り当てられる計算になります。

 

予想以上に少ない帯域で、網終端装置毎にアンバラスですね。

 

インターネットの利用頻度が高い時間帯は、1ユーザー当たりのトラフィックが増えるのですが、ユーザー数が多いフレッツ光は、セッション当たりに割り当てられる帯域が少ないので、インターネットの回線速度が遅い!と感じるのです。

 

これを緩和するには網終端装置を増設し、分散させれば良いのですが、NTTの内部規定によりセッションを超える契約がない場合、網終端装置は増設できません。

 

このような状況を鑑みて、総務省は2018年6月に増設基準を20%緩和するよう指示しましたが、ユーザー数の増加の方が大きく、焼け石に水状態になってます。

 

PPPoE方式の問題

 

PPPoE(PPP over Ethernet)方式は、電話回線を使ったダイヤルアップ接続でインターネットにアクセスする時代に作られた、時代遅れの古い通信方式で、通信速度は最大200Mbpsです。 注:PPP(Point-to-Point Protocol)

 

また、接続の際にはIDとパスワードの入力が必要です。

 

光配線のプロバイダーの広告で、ギガスピードとかハイスピードという回線タイプの記述を見かけますが、ハイスピードは時代遅れのPPPoE方式の通信なので、注意が必要です。

 


以上のように、網終端装置の帯域(1Gbps)を契約ユーザー数で按分するため、ユーザー数が多いほど通信速度が低下します。

 

網終端装置の使用者が少なく運よく独り占め出来てもPPPoE方式の通信では最大200Mbpsまでしか通信速度が出せないのです。


何か良い方法はないのでしょうか。

 

光配線を速くする方法

 

今各プロバイダーが積極的に推奨しているのはIPoE(IP over Ethernet)方式による通信です。

 

IPoE方式への変更

 

なぜなら、IPoE方式は通信速度が最大100Gbpsで、何と網終端装置をスルーし、大手プロバイダーのゲートウェイルータを介してインターネットに接続できるのです。

 

IPoE方式も最大通信速度はベストエフォートですが、IPoE方式はPPPoE方式より500倍も余裕があるので、網終端装置のボトルネックから脱却できる上手い方法と言えます。

 

では、IPoE方式に変えるには、どうすればよいのでしょうか。

 

方法は簡単で、接続方法をIPv6に変えれば良いのです。

 

現在契約しているプロバイダがIPv6接続を提供しているか、ご確認下さい。

 

提供されていれば、無料で変更できるはずです。

 

勝馬和代さんもIPv6接続に変えたら、倍くらいスピードが速くなった、とブログで説明されてました。

katsumakazuyo.hatenablog.com

 

管理人は最初Yahoo!BBのADSLを利用してましたが、光変更キャンペーンのしつこい勧誘電話に負け、2013年にOCNに変えました。

 

2016年に携帯電話をSoftBankのiPhoneに変えたのですが、SoftBank光がお得だという、強い勧誘に負け、OCNからSoftBank光に乗り換えました。

 

幸か不幸か、SoftBank光はIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4を提供していたので、現在IPv6接続を利用できてます。

 

ちなにみOCNがIPv6接続提供を開始したのは、2020年6月からです。

 

まとめ

 

今回の記事は、これから拡大していく通信格差について警鐘する意味で書きました。

 

4Kモニターを使ってない方は実感がわかないかも知れませんが、豊かな生活を実現するには高速通信の環境が必要です。

 

これから新居に引っ越す予定の方は、お住まいが光配線方式に対応しているか、前もって確認しておくことをおススメします。

 

光配線を使っている方も、もしPPPoE方式のままだったら、IPv6接続への変更するか、高速通信を提供しているプロバイダへ乗り換えることをおススメします。

 

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それでは今回の記事はこれでおしまい。

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