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トップスピーカーの最適位置を簡単に見つける方法

トップスピーカーの最適位置

はじめに

Dolby Atmosで本格的に映画を楽しもうと思った場合、通常の5.1 Surroundに対しAtmos用のスピーカーを追加する必要があります。

Atmos用のスピーカーの配置はいろんな構成があり、どの構成が自分の環境でベストな音になるのかは、実際に実験しないと判断できません。

一番難しいのはトップスピーカーの天井配置ですが、トップスピーカーの最適位置を簡単に実験できる方法がないかと模索したところ、現状の資材を生かし低予算で実現できたので、今回ブログにまとめて見ました。

トップスピーカーの最適配置に悩んでいる方は、参考に見て頂けると幸いです。



Dolby Atmosの構成

本題に入る前にDolby Atmosの構成を確認しておきます。

Dolbyの公式ガイドだけでも34パターンあり、どの構成を選択すべきか素人には分かりずらいです。

ch数別に代表的な7パターンを紹介しますが、青色の音場は管理人が勝手に想像したイメージ図で、音がこのように広がっている訳ではないのでご了承下さい。


5.1.2ch の意味

1番目の数字 [5] :従来のサラウンドスピーカー(フロント,センター,サラウンド)の合計数

2番目の数字 [.1] :サブウーハーの合計数

3番目の数字 [.2] :ハイトスピーカーの合計数


①3.1ch Dolby Atmos Height Virtualizer

フロントスピーカーにDolby Atmosの信号を合成させ、ハイトスピーカー、サラウンドスピーカーがない環境でDolby Atmosの疑似体験ができる構成です。

Dolby Atmos Height Virtualizerはほとんどの最新AVアンプに搭載されてます。

3.1ch Dolby Atmos Height Virtualizer


②5.1ch Dolby Atmos Height Virtualizer

フロントスピーカーとサラウンドスピーカーにDolby Atmosの信号を合成させ、ハイトスピーカーがない環境でDolby Atmosの疑似体験ができる構成です。

5.1ch Dolby Atmos Height Virtualizer


③3.1.2ch Dolby Atmos Enabled スピーカー 

これはハイエンドの4Kテレビに搭載されている構成です。Enabled スピーカーが搭載されており、天井に音を反射させることで、高さ方向の臨場感が楽しめます。

3.1.2ch Dolby Atmos Enabled スピーカー


④5.1.2ch フロントハイト Dolby Atmos スピーカー

フロントスピーカーの真上の天井に近い位置にDolby Atmos スピーカーを1組配置して再生する構成です。

5.1.2ch フロントハイト Dolby Atmos スピーカー


⑤5.1.2ch フロント Dolby Atmos Enabled スピーカー

フロントスピーカーの上にEnabled スピーカーを載せ、天井に音を反射させて再生する構成です。

5.1.2ch フロント Dolby Atmos Enabled スピーカー


⑥5.1.2ch トップミドル Dolby Atmos スピーカー

リスナーの上の天井にDolby Atmos スピーカーを1組配置して再生する構成です。

5.1.2ch トップミドル Dolby Atmos スピーカー


⑦7.1.4ch トップフロント+トップミドル Dolby Atmos スピーカー

2組のサラウンドスピーカーと、リスナーの上の天井にDolby Atmos スピーカーを2組配置して再生する構成です。

7.1.4ch トップフロント+トップミドル Dolby Atmos スピーカー


これ以外に9.1.4ch、7.1.6ch、11.1.8chの構成もありますが、紙面の都合上構成の説明は割愛させて頂きます。

代わりにDolbyの公式セットアップガイドのリンクをオマケで貼っておきます。


Dolby Atmos公式セットアップガイド

2.1構成の設定

2.1 Virtual speaker setup
2.1.2 Overhead speaker setup

3.1構成の設定

3.1 Virtual speaker setup
3.1.2 Overhead speaker setup

4.1構成の設定

4.1 Virtual speaker setup
4.1.2 Dolby Atmos-enabled speaker setup
4.1.2 Overhead speaker setup
4.1.4 Overhead speaker setup

5.1構成の設定

5.1.2 Dolby Atmos-enabled speaker setup
5.1.2 Overhead speaker setup
5.1.4 Dolby Atmos-enabled speakers setup
5.1.4 Hybrid Dolby Atmos-enabled / overhead speaker setup
5.1.4 Hybrid overhead / Dolby Atmos-enabled speaker setup
5.1.4 Overhead speaker setup

7.1構成の設定

7.1.2 Dolby Atmos-enabled speaker setup
7.1.2 Overhead speaker setup
7.1.4 Dolby Atmos-enabled speaker setup
7.1.4 Hybrid Dolby Atmos-enabled /overhead speaker setup
7.1.4 Hybrid overhead / Dolby Atmos-enabled speaker setup
7.1.4 In-wall Dolby Atmos-enabled speaker setup
7.1.4 Overhead speaker setup
7.1.6 Dolby Atmos-enabled speaker setup
7.1.6 Hybrid Dolby Atmos-enabled speaker / overhead setup
7.1.6 Mounted / overhead speaker setup
7.1.6 Overhead speaker setup

9.1構成の設定

9.1 Virtual speaker setup
9.1.2 Dolby Atmos-enabled speaker setup
9.1.2 Overhead speaker setup
9.1.4 Dolby Atmos-enabled speaker setup
9.1.4 Overhead speaker placement
9.1.6 Hybrid Dolby Atmos-enabled / overhead speaker setup
9.1.6 Mounted / overhead speaker setup
9.1.6 Overhead speaker setup

11.1構成の設定

11.1.8 Mounted / overhead speaker placement



トップスピーカーを移動自在に配置できる方法


Dolby Atmosのスピーカー配置についてネットで調べると、たくさんの方がご自慢のシステムの構成を公開されてます。

管理人もそれに倣って実験しようと思ったのですが、従来の方法ではとっかえひっかえ気軽にスピーカーの位置を移動できません。

単なる実験なので天井に針穴すら残したくなく、何か良い方法がないのか考えて見ました。


管理人はYAMAHAのAVアンプを持っているので、フロントのプレゼンススピーカーは突っ張り棒に固定してます。

プレゼンススピーカー


④のフロントハイト Dolby Atmos スピーカーは現状の配置で確認できますが、⑥のトップミドル Dolby Atmos スピーカーの配置をこの突っ張り棒を上手く使えないか考えてみました。

設置場所があらかじめ決まっていれば、突っ張り棒でトップスピーカーを固定出来ますが、床に鉛直に固定するのは至難の業で、ちょっとでも移動させるのも大変です。


のぼりポールスタンドの使用方法

この問題は「のぼりポールスタンド」を使えば解決できるのでは、と下記設置イメージを考えました。

のぼりポールスタンド配置



準備する物

使用する必須アイテムは①②です。③は必要に応じてご使用下さい。

①突っ張り棒

②のぼりポールスタンド

③滑り止めのクッション


突っ張り棒はプレゼンススピーカーを固定していたものをそのまま流用しました。

のぼりポールスタンドはホームセンターで購入しました。2個で1598円の激安で、Amazonよりメチャ安かったです。

のぼりポールスタンド


こののぼりポールスタンドはポリエチレン製、幅35㎝×35㎝、10L注水可能で約10㎏の重量になります。

固定できるポールの直径はΦ22~Φ25ですが約Φ26の突っ張り棒も挿入できました。


回転頭の支柱はのぼりポールスタンドに取り外し可能になってます。

回転頭の支柱


回転頭のカバー内部には黒い4つの爪があり回転頭を締めていくとポールをガッチリ咥える仕組みになってます。

回転頭の


より安定した重心を確保したい場合は、パラソルスタンドを使うと良いでしょう。太いポールも固定でき、水注入で20㎏以上になるものが販売されてます。


のぼりポールスタンドの底面はツルツルしているので、床がフローリンブだと滑りやすいです。管理人は安全のため100均の滑り止めのクッションを貼りました。

滑り止めのクッション


のぼりポールスタンドの底面


突っ張り棒に固定するスピーカーはONKYOのD-207Mで約1.71kgです。ポールに固定する金具はBOSEのGMA-3を使用しましたが約0.72㎏です。

スピーカーと金具の重量は合計約2.43㎏ですが、転倒の恐れなく設置できました。

ポールに固定


ポールにスピーカーを固定


のぼりポールスタンドに固定したトップスピーカーは自立しているので、床の上を動かしながらベストポジションを探ることができます。

ベストポジションが決まったら転倒防止の為、天井に突っ張って固定します。


のぼりポールスタンドを使用してみた感想

メリット

一番大きなメリットは好きな位置に簡単に移動でき設置できることです。トップスピーカーの最適ポジションを探すのにとても楽でした。

天井の横壁に突っ張り棒を固定する方法だと、かなりの重労働になるのではと思います。

また、実験が終わったらすぐ撤去できるので、リビングの景観を維持できます。

コンクリート製のスタンドだと家庭ゴミとして廃棄できなく後始末が大変ですが、のぼりポールスタンドは水を抜いて分解すれば、埋めてたゴミで廃棄でき楽です。


デメリット

日常生活に支障が出るので常時設置はできません。非使用時はスタンドとケーブルは邪魔でしょうがないので、お片付けが必要です。また見た目も残念です。

家族からは「また変な物を買ってきた。」と冷たく言われ、実験は土日2日が限界でした。

なお、一人暮らしなら置きっぱなしでも大丈夫かも知れませんね。


まとめ

「のぼりポールスタンド」の活用でDolby Atmos スピーカーの最適な配置を楽に検討できました。

なお実験の結果ですが、Dolby Atmos スピーカーはリスナーの頭上か頭上の少し前が臨場感が高いと感じました。公式ガイドでは65°~100°の範囲が推奨されてます。


リスナーの頭上か頭上の少し前


最適な場所の目星は出来たのですが、問題はトップスピーカーを天井にどうやって固定するかです。

これについては上手い方法が見つかったらブログで紹介したいと思いますが、しばらくは④のフロントハイトスピーカーか⑤のフロントEnabledスピーカーで我慢する予定です。


2022年8月21日追記

めでたくトップスピーカーを天井に固定できたので、その方法を記事にまとめました。興味がある方は、ぜひご覧ください。


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それでは今回の記事はこれでおしまい。

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