PCモニターの内蔵スピーカーの音をワンランク良くする方法
はじめに
管理人が使っている4Kモニターは、MaxxAudio®を採用し5W+5Wの内蔵スピーカーを搭載したLGの27UL850-Wです。
臨場感あふれるサウンドと謳っていたので、わざわざスピーカー内蔵のこのモニターを買ったのですが、音が酷くガッカリしました。
そんな時はPC専用のスピーカー又はサウンドバーを追加することで不満は緩和されるのですが、音に凄くこだわってなければ、そこまでお金をかけようとは、なかなか思わないのです。
そうかと言って、300円のUSBミニスピーカーを付けるとUSBポートが2つも占有される上手くありません。
今回の記事はPCモニターの内蔵スピーカーに対するプチ不満をDIYで楽しく解消できたので、備忘録として記事にまとめてみました。
数百円の費用で内蔵スピーカーをワンランク良くできるので、興味がある方は遊びがてらDIYしてみて下さい。
なぜ酷い音なのか
モニターのフレーム薄型化に伴い、内蔵スピーカーも小型化され、低音や高音が出ないのは致し方ないのですが、デザイン優先でスピーカーが下向きに配置されている場合があります。
この場合、音は机に反射し拡散し伝搬するのですが、真下に反射させると背面にも音が逃げ、これが壁とモニターの間で反射を繰り返し聞こえる為、音が定位せずこもった感じになるのです。
解決方法
方法は2つあります。
対策1 音の反射を減らす
背面に回り込み反射する音を減らせば、音のこもりは少なくなります。どうやるかですが、モニターの背面側に吸音材を置くか、モニターを壁から十分に離せばよいです。
しかし、そんなスペースは無いかも知れません。
そもそも吸音材を使うのはPCオーディオをやっている方だと思いますが、そのような方は、高価なPC専用のスピーカーを持っているからモニターの内蔵スピーカーは使わないと思います。
対策2 音の進行方向を変える
スピーカーから出た音を正面方向に反射させるのです。
内蔵スピーカーの下に上手く反射板を取り付けることが出来れば、前向きスピーカーと同等の効果を得ることが可能になると思います。
反射板の作り方
身近に手に入る物で作ってみました。
用意する材料
紙管
紙管は廃棄予定のロール材の芯を再利用しました。
プラスチックシート
100円ショップで厚み0.3mmのポリプロピレン製のシートを購入しました。
リメイクシート
紙がむき出しだと見た目がプアなので、100円ショップでリメイクシートを購入しました。
両面テープ
幅広の比較的接着強度が高いものであればOKです。
製作手順
加工方法を簡単に解説します。
紙筒のカット
カッターで半分にカットします。
紙筒のカーブ修正
きついカーブを緩いカーブに修正します。紙がぶ厚い場合は、板でサンドイッチしクランプで締め付けて、カーブを伸ばして矯正します。
ブラスチックシートの接着
半円状の紙筒を連結し、紙管の表面に両面テープを貼り、ブラスチックシートを貼付けます。
リメイクシートの貼付け
仕上げにリメイクシートを紙管の裏側に貼ります。幅が長いとシワが出来やすいので、3当分し、3回に分けて貼りました。
反射板の固定
モニターの背面下部にスピーカーの開口部が見えます。
この開口部の上の平面に両面テープを全域貼り、その上に反射板を固定します。
正面の開口の幅は指が2本入る程度にしました。
反射板を追加したモニターの完成
正面から見た反射板
真横から見た反射板
ほぼ設計通りの形に取り付けることができました。パチパチ。👏
反射板の効果
反射板を付けた効果は予想以上でした。
音のこもりは完全になくなり、クリアに聴こえるようになりました。
やっと真面な音になったという感じです。
もう反射板無しの状態には戻せないですね。
まとめ
内蔵スピーカーが下向きのモニターに反射板を取付けることで、音がクリアになり、ワンラク良くなりました。
また、反射板は画面の横幅までカバーしているので、音が後ろに回り込む量を減らすことができ、MaxxAudio ONでは広告通り臨場感あふれるサウンドに変わりました。
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— heavy-peat (@AfterWork_Lab) May 29, 2022
4Kモニターの内蔵スピーカーの音が酷いので、DIYで良くしてみました。
興味がある方、音が悪く困っている方は、是非真似してみて下さい。#モニター #内蔵スピーカー #反射板
それでは今回の記事はこれでおしまい。