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ノートパソコンのDCジャック修理は総バラシで大変だった!

ノートパソコンのDCジャック修理は総バラシで大変だった!

はじめに

 

管理人が使っているノートPCは2008年製です。

 

昔ファンがブーンブーンと鳴った為、応急修理を行いましたが、現在もCPUの使用率が高くなるとヒューンヒューンと鳴ってます。

 

今回の記事は、上記と前後しますが、初めてノートPCを分解した時の備忘録です。

 

DCジャックの修理を始めて行う方の参考になればと思い、記事にまとめました。

 

背景

“あトん”のノートPCは常時ACアダプタで電源を供給し使用していた為か、内蔵バッテリーは寿命を迎えており、バッテリーだけでは1分も持ちません。

 

10年以上使用していると、本体のDCジャックがグラグラしてきて、DCコネクタが外れる場合があります。

 

DCジャックがグラグラしている

DCジャック

 

DCコネクタが外れやすくなっている

DCコネクタ

 

ACアダプタは中途半端な19V仕様です。消費電力が大きいので4.22Aとなってます。

ACアダプタ

 

完全に外れてなくても、差込みが甘くプラグの接触がずれると、内蔵バッテリーに切り替わり、気づいた時にはPCが落ちてしまうのです。

 

電源が落ちて困るのは、未保存のデータが消えることですが、運が悪いとHDDが故障し、復旧に手間がかかることです。

 

起動できなくなったら、もう涙ですね。

 

と言うことで、そうならないように修理することにしました。

 

 

DCジャック(DC-INコネクタ)の修理

DCジャックは本体右側面に配置されてます。

DCジャック


DCジャックが本体の中で緩んでズレていてる為、DCプラグを差し込むと半挿しの状態でグラグラしてます。


まだ辛うじて挿さってますが、中で脱落してしまうとOUTです。


パネルを外せば簡単に修理できるのではと思いさっそく作業を始めました。

 

ノートPCの分解

 

ノートPCの分解は簡単かなと思っていたら、意外と大変でした。

 

どこを外せば良いのか、手掛かりが見つかりません。

手掛かり


フレーム裏側のネジを外しても、パネルは簡単に外せませんでした。

パネル


無理にパネルを剥がそうとすると割れてしまう恐れがあります。


仕方がないので1つ1つ部品を外すことにしました。


①本体フレームのネジを外す
②内臓バッテリパックを外す
③メモリスロットカバー、ダストケースを外す
④HDDカバー、HDDケースフレームのネジを外しHDDを外す
⑤キーボード上部のパネルを外しカバーのネジを外す
⑥キーボードのコネクタを抜きキーボードを外す
⑦液晶ディスプレイのヒンジカバーのネジを外す
⑧液晶ディスプレイのヒンジのネジを外し、ケーブルを抜き、ディスプレイを外す
⑨マザーボードを外す
⑩スーパマルチドライブを外す


残念ながらDCジャックはマザーボードにビス止めされていたので、結局総バラシとなりました。


部品を壊すことなくバラバラに出来たのですが、周りには多数のビスが散乱してます。

 

まさか全バラになるとは思っていなかったので、分解途中の写真も撮ってません。

 

どのビスがどこにネジ止めされていたのか、正確には覚えてません。


元に戻せなかったら、Windows10が使えないどころか、PC買い替えになります。(汗)


気を取り直して、まずグラグラして外れそうなDCジャックは固定している板金が変形していたので、ラジオペンチでゆがみを直し、基盤に固定し直しました。

板金が変形


二度と外れないように基盤にハンダ付けしても良かったのですが、 これは最後の手段で今回は見送りました。

 

バラバラになった部品


分解途中の写真は撮らなかったのですが、バラバラになった部品は念の為写真に残しておくことにしました。

 

フレーム+マザーボード+スーパマルチドライブ

フレーム+マザーボード+スーパマルチドライブ

各種ユニットはフレキシブルサーキット(FCP)で接続されてます。

 

フレーム

フレーム

ノイズ対策なのか、金属製のシールドが固定されてます。結構コストかけてますね。

 

マザーボード

マザーボード

CPUを冷却するヒートシンクは結構大きくコストがかかっているようです。

壊れたら部品取りしたいと思います。

 

パネル

パネル

黒いフレームは表面の光沢からガラスファイラー入りの材料のようです。あまり興味が無かったので、詳しくは調べませんでした。

 

キーボード

キーボード

キーボードは意外としっかりした作りになってました。壊れたら簡単に交換できそうです。

 

液晶ディスプレイ

 

液晶ディスプレイ

古い製品なので、パネルは分厚いですね。

 

HDD

 

古い製品

 

再組立て

 奇跡的にビスが余ることなく、元道りに組立てることができました。
オーディオ製品のジャンク品をバラして改造していた経験が少し役に立ちました

元道りに組立

 

DCプラグはDCジャックにぐらつくことなく、しっかり嵌ってます。
これで瞬断の恐れはなくなりました。

DCプラグ

 

まとめ

 

デスクトップPCの部品は規格品なので、分解・組立は難しくないのですが、ノートPCは、部品が高密度に実装されているので、分解しがいがありますね。

 

現役のPCを分解するのは少しリスクがありますが、どんな中身になっているのか勉強になります。

 

なお、マザーボードに直付けの部品が多すぎると、素人では部品交換できないので、つまらないですね。

 

今度、新しくノートPCを購入したら、また分解してみようと思います。

 

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ノートパソコンをバラバラにしてDCジャックを修理した記事です。

バラシ作業に興味がある方は見て下さい。#Blogger #ノートパソコン #修理 #DCジャック

— heavy-peat (@AfterWork_Lab) July 8, 2022

それでは今回の記事はこれでおしまい。

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